給湯器の故障・交換・お悩みなら株式会社SRCへご相談ください

日常生活に欠かせない給湯器は、屋外に設置されることが多く、天候の影響を受けやすいものです。雨の日には「給湯器って雨に濡れても大丈夫なの？」という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか？
もし、雨で故障してしまった時はどのように対処すれば良いのでしょうか？

この記事では、給湯器は雨に濡れても問題ないのか、雨で濡れた際に発生する異常などを詳しく解説していきます。給湯器の運転をすぐに中止すべき危険な状態も説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

給湯器ってそもそも濡れても大丈夫なの？

屋外に設置される給湯器は、基本的に雨に濡れても大丈夫な設計になっています。雨や風などの自然環境に耐えられるよう、防水や防錆加工が施されているので、通常の雨で故障することはあまりないと言えるでしょう。
しかし、例外もあります。例えば、台風や大雨などの異常気象が発生した場合です。大量に雨が降ると、その分給湯器内部に雨が入り込みやすくなるため故障のリスクが上がります。また、降雪量の多い東北などは、給湯器が雪で覆われやすいです。給湯器を覆ったまま雪が溶けると、内部に水が侵入して故障する恐れがあります。

給湯器が濡れた際に考えられる異常について

続いては、給湯器が水で濡れた際に考えられる異常をご紹介します。
しかし、2000年以降に作られた給湯器は、燃焼部分に水が侵入しない設計になっているので、以下の異常はほとんど見られないでしょう。

・電気系統のショート

給湯器が濡れた際に最も起こりやすいのが、電気系統のショートです。
給湯器は電気を使用して動作するため、内部の電気回路に水が侵入するとショートを引き起こし故障に繋がります。給湯器には防水設計が施されているため、通常の雨は問題ありませんが、台風や大雨、雨が溜まりやすい場所に給湯器が設置されている場合などは、水が内部に入り込むリスクが高まります。電気系統がショートすると給湯器の運転が停止し、動かなくなります。

・燃焼不良

給湯器が水に濡れることで、燃焼不良が発生することもあります。
燃焼不良とは、給湯器内でガスが適切に燃焼しない状態のことです。給湯器は一定の条件で安全に燃焼する設計になっていますが、水が燃焼部や空気供給部分に入り込むことで酸素不足になり、正常な燃焼ができなくなることがあります。
これにより不完全燃焼が起こり、一酸化炭素という有害ガスが発生する危険性が高まります。給湯器の燃焼ランプが消えている場合は、この燃焼不良が発生している可能性があるので、すぐに運転を停止してください。

・部品の腐食

雨などで濡れ続けると、給湯器の部品の腐食が進む可能性があります。
特に金属の部品は、湿気や水に長期間さらされると錆びてしまい、機能が低下します。給湯器の配管や内部のガスバルブなどが錆びてしまうと、ガス漏れのリスクが高まること、給湯器の全体的な寿命が短くなることなども考えられます。
給湯器が湿気の多い場所や、雨水が溜まりやすい環境に設置されている場合は、腐食防止のための対策を行うか、設置場所の改善を検討しましょう。

給湯器が故障した時の対処法について

給湯器が故障した場合、まずは速やかに運転を停止しましょう。一酸化炭素が発生している可能性を考えて、換気も行ってください。水の侵入による故障が原因の場合は、電気系統のショート・燃焼不良・部品の腐食が考えられます。自己判断で動かさずに、専門業者に連絡して点検・修理を依頼しましょう。

故障させないための予防策としては、給湯器の上部に屋根を設置することが考えられます。風が強い場合、斜めからの雨は防ぐことができませんが、真上からの雨は防ぐことができます。
屋根設置の注意点は、給湯器全体を覆うような屋根を設置することです。全体を覆ってしまうと、酸素の取り組みが難しくなり、不完全燃焼を起こしてしまいます。

給湯器が爆発する原因って何！？

給湯器が爆発する原因は、主にガス漏れや不完全燃焼が関係しています。給湯器は、ガスを燃焼させてお湯を作る仕組みになっているため、ガス漏れが発生すると非常に危険です。漏れたガスに引火すると爆発を起こします。給湯器の使用中に、ガス臭いと感じたら、すぐに給湯器の使用を中止してください。これは、ガスが漏れ出している状態で非常に危険です。給湯器の使用中止後は、家の窓を開けて換気を行いましょう。
また、不完全燃焼のサインとしては、炎の色が黄色や赤色・黒い煙が出ているなどが挙げられます。このような状況に気づいた場合も、すぐに給湯器の使用を中止しましょう。

まとめ

今回は、給湯器は雨に濡れても問題ないのか解説してきました。
2000年以降に作られた給湯器は、基本的に雨に濡れても大丈夫な設計になっています。水が侵入するリスクが高まるものとしては、台風や大雨などの異常気象が挙げられます。給湯器が濡れたときに起こりうる異常は、電気系統のショート・燃焼不良・部品の腐食などが挙げられます。
給湯器が故障した場合、自己修理をするには資格が必要ですので、専門業者に依頼して安全に修理してもらいましょう。