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2024/09/13お知らせ
給湯器に異変!急に水になる時の原因や対処法について
シャワーを浴びている最中、温度が安定しなかったり、突然冷たい水に変わってしまい「冷たっ!」という経験はありませんか?
プチストレスである、お湯が突然水になるこの現象、一体なんなのでしょうか?給湯器が故障しているのか心配にもなりますよね。
この記事では、給湯器のお湯が突然水になる原因や対処法について詳しく解説します。最後まで読めば、あなたの給湯器トラブルの原因が何なのか、そしてどのように対処すれば良いのかが分かるはずです。


給湯器が急に水になる原因とは?

給湯器が急に水になる原因は、温度調節機能・配管・給湯器本体の故障など、様々な要因が考えられます。給湯器が急に水になる原因を細かくみていきましょう。

・温度調節の問題とサーモスタットの不具合

給湯器の温度調節は、設定した温度に応じて水温を調整する大切な機能です。しかし、温度調節機能に問題が発生すると、設定した温度にならず水が冷たくなることがあります。特に、サーモスタットが不具合を起こしている場合、温度センサーが正確に機能せず、給湯器が設定された温度に達しなかったり、不安定になることがあります。さらに、温度調節機能が完全に失われると、常に冷水しか出ない状態になることもあります。
サーモスタットの劣化や故障は、給湯器を長期間使用している場合によく見られます。温度調節が効かない場合には、サーモスタットの交換や修理が必要になります。

・配管やシャワーの水流不具合

給湯器における水流の問題も、急に冷たくなる原因の一つです。
水の流れがある一定を超えないと給湯器が反応せず、お湯がつくられません。そのため、水の流れが不安定な場合や、水圧が低下している場合は、温水が正常に供給されないことがあります。
また、配管内に空気が混入したり、詰まりが発生したりすると、水の流れが遮られ温水の供給が断続的になることがあります。古い建物では、配管の劣化によってこのような問題が発生しやすいです。

・機器の故障や経年劣化

給湯器本体が故障しているのが原因の場合も考えられます。
給湯器の寿命は、10年~15年程度とされています。給湯器の使用頻度や使い方などによって異なりますが、長年使用していると部品の劣化が進み、不具合が目立つようになってきます。
給湯器を長く使用するためには、メンテナンスが大切です。
ご自宅の給湯器を10年以上使用している場合は、業者による定期的な点検を行うようにしましょう。不具合が酷い場合は、給湯器の交換なども検討してみてください。

冷水サンドイッチ現象とは?

「冷水サンドイッチ現象」とは、お湯を使用している途中で、お湯が急に水になり、その後再びお湯に戻るという現象です。まるで冷たい水が熱いお湯の間に挟まっているように見えることから、この名が付けられました。

・冷水サンドイッチ現象の仕組み

冷水サンドイッチ現象の仕組みは、以下の通りです。
給湯器は、熱交換器という部分で水を温めています。シャワーを使用している途中で止めると、給湯器の燃焼機能も停止します。再度使用しても、シャワーヘッド付近に残っているのは温められたお湯なので暖かいです。しかし、燃焼機能が再び稼働する前に熱交換器を水が通り抜けていくため、お湯の次には冷水が流れてきてしまうのです。そうして、再びお湯に戻るという仕組みになっています。

・特定のマンションや物件での事例

冷水サンドイッチ現象は、特に集合住宅やマンションで起こりやすいです。集合住宅やマンションは、配管が複数の部屋で共有されていることが多いため、同じ建物内で複数の部屋が同時に給湯器を使用している場合、
配管内の水流の変動が大きくなり、お湯と冷水の切り替えが頻繁になります。そのため、給湯器の負荷が増加し、温水供給が不安定になることがあります。古い物件や配管の経年劣化が進んでいる物件なども、この現象が頻繁に見られる傾向にあります。

・現象が起きる原因と解決策

冷水サンドイッチ現象が起こるのは、給湯器の仕組み上起こるものなので、故障ではありません。対策をしても避けられない場合もありますが、いくつかの解決策をご紹介します。

1.シャワーヘッドの掃除
シャワーヘッドの穴が石鹸カスなどの汚れで詰まっていると、水圧の低下により、現象が起きやすくなります。定期的な清掃を心がけましょう。

2.Q機能つきの給湯器に交換する
Q機能とは、冷水サンドイッチ現象を改善するための機能です。シャワーを再度使用した際の温度差を、なるべく抑えたり、お湯に変わるまでの時間を短くすることができます。

症状別に見る給湯器のチェックポイント

最後に、給湯器のトラブルを症状別に見ていきます。
放置していると危険なものもあるので、きちんと確認しておきましょう。

・シャワーや風呂での温度変化

シャワーや風呂でのお湯が設定した温度と大きく異なる場合は、サーモスタットの故障が考えられます。きちんと温度設定をしているのに、火傷の危険性があるほど熱くなることもあります。その際は、ガス栓・給水元栓を全開にしてください。
正しい温度設定、ガス栓・給水元栓を全開にしていても熱すぎる熱湯が出る場合は、給湯器の故障が考えられます。また、冷水サンドイッチ現象の冷水の時間が長すぎる場合なども、給湯器に不具合が起きている可能性が高いです。

・リモコンや表示灯の異常

リモコンや表示灯に異常があるときは、給湯器内部にトラブルが発生している可能性が考えられます。例えば、リモコンに点滅表示がされている場合は、「熱交換器の停止」「不具合の発生」「故障」などのエラーやトラブルが発生したことを示しています。
また、給湯器によっては、エラーコードを表示する場合もあります。給湯器の取扱説明書でエラーコードの意味を確認し、適切な対処を行なってください。

・水漏れや異音の兆候

給湯器から水が漏れている場合は、パッキンや配管の接続部分の劣化が考えられます。異音がする場合は、内部部品の摩耗や故障が考えられます。木の葉や虫の死骸などが溜まることで異音が発生することもあるので、日常的に掃除をしておきましょう。
大変危険なのが、ガス臭がするときです。ガス漏れが発生している可能性があり、爆発する恐れがあります。すぐにガス会社に連絡して給湯器の使用を中止してください。


まとめ

今回は、給湯器のお湯が突然水になる原因や対処法について詳しく解説してきました。長年使用してきた給湯器でお湯が出なくなった場合などは故障だと考えられますが、突然お湯が水に変わる冷水サンドイッチ現象は、給湯器のシステムなので故障ではありません。
Q機能付きの給湯器は、冷水サンドイッチ現象を最小限に抑える機能が搭載されているので、ストレスに感じている方は交換するのもおすすめです。

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